ストーリー

その龍がいつ頃現れたのか定かではありません。想像を絶する強大な力を秘めた魔龍は、平和なライナーク王国に牙をむきました。国王リチャード率いる王国軍は魔龍に討ちたおされ、暗闇が人々を支配してゆきます。
そんなおり、絶望にうちひしがれる人々の中から一人の若者が立ち上がったのです。若者は生来の不思議な能力で動物達と心を通わせて仲間を集い、魔龍の軍団に戦いを挑みました。人々は彼らに希望を託し、いつしか勇者軍と呼ぶようになりました。様々な困難を乗り越えた勇者軍はついに魔龍を討ち果たし、王国の平和を取り戻したのです。
王は若者に“雷光の騎士”の称号を与え、その功績を称えました。ライナークは再び緑あふれる平和にもどったのです。

魔龍の侵攻から2年。マテドラル国の教王ハウサーは頻発する遺跡の盗掘に頭を悩めていました。宗教国家であるがゆえに軍隊を持たないマテドラルは、魔獣盗掘団スカルボンバーズの凶行に手をこまねいていたのです。
やむなくハウサーは従兄であるリチャード王に、ボンバーズの鎮圧を依頼しました。自体を重くみたリチャード王は、勇者リイムを呼び、事の経緯を説明します。全てを了承したリイムはスカルボンバーズを迎えに撃つべく、マテドラルに向けて旅立ちます。

これは、過去2度にわたって魔龍の侵攻を食い止めた若き勇者“リイム・ライクバーン”の3回目の冒険のお話のお話です。