ものがたり

それは、地球からずっとずっと遠く離れた小さな星の、そのまた小さな国のお話てす。

その国のひとたちは、あきれかえるほどの平和な生活を楽しんでいました。
その国の名前は「プププランド」といいます。

しかし、長く続いたプププランドの平和も、おしまいの時がやってきました。
ある日の晩、丘のむこうの「デデデ山」から、くいしんぼうで有名な「デデデ大王」とその手下たちがやってきて、一晩でプププランドの食べ物という食べ物をドロボウしてしまったのです。
そしてそれどころか、その国に伝わる空飛ぶ秘宝「きらきらぼし」までも奪いさってしまったのです。

宝物を奪われたひとびとは悲しみましたが、それよりも、おなかがすくのはもっと困ります。みんなどうしようかなとなやんでいる時、ひとりの若者がプププランドにやってきました。

その若者は旅の途中でした。
しかし、プププランドのひとびとが困っていることを聞くと、みんなの食べ物をぼくが取り戻し、みんなおなかいっぱいごはんを食べられるようにしてあげようと、ひとりでデデデ山へとむかっていきました。

はるかぜとともに現れたゆうかんな若者。
その名は「カービィ」。
プププランドのみんなのおなかを満たすため、それいけカービイ、かんばれカービィ!!

【取扱説明書 P.2~3 から抜粋】