ストーリー
むかーし昔のお話しじゃ。舞台はラクナマイト大陸のはずれにあるライナーク王国。人々はやさしいリチャード国王のもとでなに不自由なく幸せに暮らしておった。
ところがじゃ、平和なライナーク王国はどこからともなく現れた黒魔龍ゲザガインの襲撃を受けたのじゃ。ゲザガインの率いる強力な魔物軍は次々とラクナマイトの国々を制圧していった。必死の抵抗もむなしく、ライナークも魔物の手に落ちようとしていたのじゃ。
そんなとき、勇敢なる若者がゲザガイン討伐のために立ち上がった。それが、この物語の主人公リイム・ライクバーンであったのじゃ。リイムはミノタウロスのモーモー・ダイナマイツを始めとする仲間を率いて魔物軍と戦った。人々は彼らを勇者軍と呼び、いちるの望みを託した。彼らは強かった。次々と魔物たちを撃破し、ついには魔物の本拠地である天空魔城まで追いつめたのじゃ。天空魔城での戦いは、それは激しかったそうな。リイムたちは激闘のすえ、ゲザガインをも討ち倒し、ライナークを救ったのじゃ。
やがて時は流れ、天空魔城の決戦から1年が過ぎたころじゃった。忌まわしき魔物がふたたびライナークに姿を現すようになったのじゃ。魔物は一向に衰える気配を見せず、むしろ日増しに活発になってきているようですらあった。
それもそのはず。ライナーク王国に古来より伝わる、魔物を封じる聖なる水晶「サンクリスタル」が1年前にゲザガインたちの襲撃があったとき、破壊されてしまっていたからじゃ。
リチャード王は勇者リイムをお城に呼び、こう申された。
王「リイムよ、魔物を鎮めるには、サンクリスタルを復活させなければならぬ。そのためには、王国各地に散らばってしまった3つのクリスタルを探し出し、魔物の棲むバベルの塔のクリスタルルームにおさめねばならぬのじゃ。つらい旅になろうが、お主ならきっと成し遂げてくれると信じておる。やってくれるな。」
リイム「はい!まかせてください。」こうして、リイムはふたたび勇者軍を率いて旅立ったのじゃ。失われたサンクリスタルを求め、ふたたびライナークに平和を取り戻すために…。
これから語られる物語は、後に人々から雷光の騎士と呼ばれ、ラクナマイト大陸に数々の足跡を残した偉大なる勇者、リイム・ライクバーンの2回目の冒険のお話しじゃ。