バッテリーバックアップとは
スーパーファミコン(SFC)やゲームボーイ(GB)等のロムカートリッジで提供されているゲームのデータを保存するために、バッテリー(電池)が使われています。
バッテリーバックアップが登場する前はパスワードでデータを管理していた事を考えると、格段にデータの管理が楽になりました。
しかしスーパーファミコンなどは発売から数年が経過しており、電池が切れてしまったため、大切なデータが消えるという事態が発生しています。
電池が切れると、保存していたデータが消えるのは当然ですが、データが保存できなくなります(正確には「保存は出来ても、電源を切るとデータが消える」)。
対処方法
バッテリーを交換できれば、データは失われてしまいますが、新たに保存は出来るようになります。
メーカーに頼む
ゲームの取扱説明書の裏に「故障品について」などの記述があると思いますので、それに従ってメーカーに問い合わせてみましょう。
以下に取扱説明書の電池交換についての記述を抜粋しておきます。
▼ エニックス「ドラゴンクエスト6」
バッテリーバックアップ用の電池は、1000円(税込み)にて交換します。電池交換の際には、記憶されている全てのデータが消失します。あらかじめご了承ください。
▼ スクウェア「クロノトリガー」
リチウム電池の保証は、発売日より5年間とさせていただきます。保証期間切れのソフトについては、有償にて電池交換いたしますので、下記の電話番号にてお問い合わせください。
任天堂に頼む
ハードの修理同様、電池交換も有償でしてくれるようです。詳しくは任天堂のホームページへ。
業者に頼む
ゲームショップなどでは有償で電池交換をしてくる所があります。
またお店によっては、中古ソフト購入時に電池交換も割引価格で行ってくれる所もあるようです。
自分で交換する
自己責任でどうぞ。
分解
注意:分解する場合は自己責任でお願いします
SFCやGBのカートリッジには特殊なネジが使われているため、分解するには特殊なドライバーが必要です。
某モノクロGBソフトのバッテリーが切れていたので、分解してみました。
GBのカートリッジは、裏に特殊ネジが一本あるだけです。カートリッジの表と裏を止めているネジを外すと、基盤が現れます
(写真左はケース表面、右はケース裏面。基盤はケースから取り外しが可能)
基盤右上に位置する電池。半田付けされているので簡単には取れない。
本当はSFCカートリッジも開けてみたかったのですが、特殊ドライバーなしでは無理でした(上のGBカートリッジは先の細いラジオペンチで無理矢理ネジを回してあけた<ケースに傷がついてしまいましたが)。