バーチャルコンソールとは
「バーチャルコンソール」とは Wii 上で昔懐かしいハードのゲームを遊べるシステムの事です。
対応しているハードは以下の6機種:
- ファミコン(FC)
- スーパーファミコン(SFC)
- NINTENDO64(N64)
- マスターシステム(MS)
- メガドライブ(MD)
- PCエンジン(PCE)
- MSX
- ネオジオ(NG)
すでに生産中止になってしまったハードのゲームが手軽に遊べる画期的なシステムです。
ゲームは Wii を介してインターネット経由で有償ダウンロードします。
バーチャルコンソールのメリット
- ハードは Wii だけで済ませられる
- インターネットに接続さえしていればいつでも好きな時にゲームを購入できる
- データは Wii 内蔵メモリに保存されるので、バッテリが切れてセーブデータが消える心配がない
- ゲーム中いつでもどこでも中断セーブが可能(N64除く)
バーチャルコンソールのデメリット
- 多くのメーカーが参入を表明しているが、全メーカーではないのでハードで発売された全てのゲームが遊べない
- 参入を表明しているメーカーのゲームでも VC 用に配信されるとは限らない
- すでにカートリッジ等を所持しているゲームでも、ダウンロードするのは有料
- N64用ゲームでコントローラの振動に未対応
- N64用ゲームをプレイする際に、クラシックコントローラやGCコントローラではボタンの配置で違和感があるかも
コントローラの互換性
| FC | SFC | N64 | MS | MD | PCE | MSX | NG |
Wii リモコン |
○ | × | × |
○ | △ | △ |
? | △ |
Wii クラコン |
○ | ○ | ○ |
○ | ○ | ○ |
? | ○ |
GCコントローラ |
○ | △ | ○ |
○ | ○ | ○ |
? | ○ |
○ : 対応
△ : 対応しているがボタン配置の都合上やや使い辛い場合あり
× : 非対応
? : 不明
注意事項
クラシックコントローラ(クラコン)は Wii リモコンに接続して使う拡張コントローラです。
対戦プレイをする場合など、クラコンが複数必要な場合は同じ数だけの Wii リモコンも必要になります。
振動パック対応のN64用ソフトをGCコントローラでプレイしても、GCコントローラでは振動しません(クラコンは振動ユニット非搭載)。
よく聞かれる質問
ゲームの値段
バーチャルコンソール用ゲームは Wii ポイントを消費して購入します(1 Wii ポイント= 1円)。
ハード | 必要なポイント数 |
FC | 500~600 |
SFC | 800~1000 |
N64 | 1000~1200 |
MD | 600~700 |
PCE | 600~800 |
MSX | 700~800 |
NG | 900 |
支払い方法
バーチャルコンソール用ゲームをダウンロードするには先に「Wii ポイント」を購入する必要があります。
現時点でのポイント購入方法は2種類:
- Wii ポイントプリペイドカード(「1000」「3000」「5000」の3種類、おもちゃ屋や Amazon.co.jp 等で買える)
- クレジットカード決済(VISA、MASTERCARD)
ゲームの容量
GameWatch「ゲームグッズ研究所【第92回】」によると
ゲーム(ハード) | 使用ブロック数 | ファイルサイズ |
スーパーマリオブラザーズ(FC) | 20 | 2.39MB |
ストリートファイターII(SFC) | 42 | 5.16MB |
スーパーマリオ64(N64) | 89 | 11.0MB |
上記の容量にはゲームのデータに加え、取扱説明書も含まれています。
ダウンロードできるゲーム数
Wii 本体にダウンロードできるゲーム数には制限があります。
- 最高で42個まで
- もしくは内蔵メモリ(512MB)がいっぱいになるまで
1つ目の制限はチャンネル数の制限絡みです。Wii は48個のチャンネルを表示でき、バーチャルコンソール用ゲームはそれぞれ独立したチャンネルとしてカウントされます。
Wii には初期状態で「ゲームチャンネル」「写真チャンネル」「似顔絵チャンネル」「ショッピングチャンネル」「お天気チャンネル」「ニュースチャンネル」の6つがセットされているため、これらを除いた42個がバーチャルコンソール用ゲームのチャンネルとして使える最高数です。
(「インターネットチャンネル」や「みんなで投票チャンネル」も入れている場合、バーチャルコンソール用のチャンネル最高数はその分減ります。)
これ以上保存できなくなったら
上述のどちらかの制限に達してしまったら、Wii 本体からバーチャルコンソール用ゲームを消去する必要があります。
ゲームデータは「SD メモリーカード」にバックアップする事も可能ですが、一度ダウンロードしたゲームは何度でも再ダウンロードする事が出来るので、バックアップしておかなくても問題ありません。