ストーリー

むか~し昔のお話じゃ。ラクナマイト大陸のはずれに、ライナークという豊かな王国があったと。小さい国じゃったが、人々は国王リチャード三世の下で、幸せに暮らしておった。

ところがじゃ、いつのころからか、ゲザガインという悪者が、自らを悪の帝王と名乗り、ラクナマイト大陸に君臨しようと現れたのじゃ!
ゲザガインの恐るべき魔力と、モンスター軍団の前に、ラクナマイト大陸の国々はなすすべもなく制圧されていきおった。みるみる戦火は広がり、ついにライナークにもゲザガインの魔の手が伸びてきたのじゃ。

ライナーク王国騎士団は、総出でゲザガイン軍団を迎え撃ったが、圧倒撃な敵勢力の前に苦戦を強いられて、被害は広まる一方じゃ……。

そのとき。一人の若者、リイムは決心したのじゃ。
「ゲザガインは、オレが倒す!」

リイムはさっそく、ミノタウロスのモーモー・ダイナマイツのほか、力強い仲間をつのって、ゲザガイン討伐隊を組んだ。そうして、彼らはリチャード王の指示を仰ぎにいったのじゃ。

リチャード王は、彼の腹心であった勇敢なる騎士ライトの息子「リイム」をいとしげにみつめると口を開いた。

王「そうか、行くと申すか……。やはりおぬしの体に流れる父の血が騒ぐのかもしれぬな……。リイム。もうあの小さかった子供ではない……立派な男になったな。その輝く瞳は、おぬしの父、ライトにそっくりであるぞ。」
リイム「ありがとうございます。」
王「よいか。くれぐれも無理をして父のように命を落とすでないぞ。ときには退くも勇気だということを忘れてはならん。おぬしは一人ぼっちではないのだからな。おぬしを愛する者たちを悲しませるでないぞ。さあリイムよ、ゆくがいい。健闘を祈っておるぞ。」

こうして。一人の勇者「リイム」の伝説が始まったのじゃ。

【取扱説明書 P.2~3 より抜粋】