はじめに
他の『ゼルダの伝説』シリーズと異なる特徴として、『ゼルダの伝説 夢をみる島』には任天堂の他のゲームから様々なキャラクターが出演しています。
現在だと『ゼルダの伝説』シリーズで他作品のキャラがゲスト出演するということはまずありえないことですが、本作では軽いノリで実現させられています。
手塚
で、『夢をみる島』はすごく特殊なノリでつくったのを覚えているんです。
もともとクラブ活動のノリではじめているので、すごく奔放なんです、中身が。
見ていただければわかりますけど、マリオやルイージに似た人が出てくるし、ヨッシーの人形も出てきますし。
岩田
マリオやルイージに似た人?
手塚
ええ(笑)。
岩田
そんなことが許されたんですか?
手塚
ゲームボーイだし、まあいいかと(笑)。
一同
(笑)
青沼
表現がそこまで行ってなかったですし。
手塚
そうそう、モノクロでしたからね。
なので、割と軽いノリでどんどん進めていきました。
だからなのか、つくってることがすごく楽しかったんです。
ゼルダのパロディをつくってる感じですね。
サブキャラ
リチャード
カナレット城で「黄金の葉っぱ」を集めているリチャードは、1992年発売の GB 用アクションゲーム『カエルの為に鐘は鳴る』の「リチャード王子」から。
マムー
「かえるのソウル」を教えてくれるマムーは1987年発売の FC 用アクションゲーム『夢工場ドキドキパニック』(その後『スーパーマリオコレクション』に『スーパーマリオUSA』として収録)に初登場した怪物です。
ライトさん
文通青年のライトさんは1991年発売の SFC 版『シムシティ』の市長の秘書「Dr.ライト」から。
クリスティーヌ
ライトさんの文通相手はヤギのクリスティーヌ。
彼女の手紙に同封されていたブロマイドに写っていたのは『マリオ』シリーズの「ピーチ姫」。
タリン
本作のヒロイン・マリンの父親タリンは「マリオ」によく似ています。
ニワトリおじさん
ゲーム中盤で登場するニワトリおじさんは、その容姿からマリオの弟「ルイージ」ではないかと推測されます。
ヨッシー
クレーンゲームの景品であるヨッシー人形。モチーフはもちろん『スーパーマリオワールド』で初登場した二足歩行の恐竜「ヨッシー」。
敵キャラ
『マリオ』シリーズの敵キャラ
以下の『マリオ』シリーズの敵キャラがゲスト出演しています。
- クリボー
- パックンフラワー
- プクプク
- ゲッソー
- トゲゾー
- テレサ
- ヘイホー
- サンボ
- ワンワン - マダムニャンニャンの飼い犬(?)として登場。
カービィ
Lv7 ダンジョン「オオワシの塔」では「カービィ」によく似た敵キャラが登場します。
カービィのようにリンクを吸い込みますが、能力コピーまではできません。