2006Jun18
ErrorSafe に気をつけて
先日、海外のサイトを見ていたら、勝手に http://jp.errorsafe.com/ に飛ばされ次のようなポップアップが出てきました。
注意:レジストリデータベース、システムファイルにあるエラーによってコンピュータは機能が正しくなくて、フリーズ、クラッシュの恐れもあります。エラーを修正するとコンピュータパフォーマンスが向上してデータ損失が出来なくなります。何か胡散臭いよなぁと思ってキャンセル、気持ち悪かったので「ErrorSafe」って何だろうとググってみると案の定怪しいものと判明。
無料でコンピュータをスキャンするように ErrorSafe をインストールしますか?(推奨)
シマンテックによると
ErrorSafe は、コンピューター上で誇張した脅威の報告を提示する可能性がある、セキュリティリスクです。このプログラムは次に、報告された脅威を駆除するためにソフトウェアの登録されたバージョンを購入するようにユーザーに促します。スパイウェアガイドでは
さまざまな詐欺方法、または非論理的な手法、または傲慢な誤り検出の履歴を表示することで、ユーザに購入を強制するアンチスパイウェアや、セキュリティ ソフトウェア アプリケーションです。まあ、ある意味ワンクリック詐欺に近いものですね。
これらのスパイウェア対策アプリケーションは、ユーザのコンピュータに侵入し、除去するために方法を押し付けがましく広告してきます。
パソコンに詳しくない人が見たら、騙されてこのソフトをインストールしてしまいかねません。
この ErrorSafe に関しては、『上大岡的音楽生活 - WinAntiVirusとErrorSafeは「振り込め詐欺」だ』でスクリーンショット付きで詳しく解説されているので、一度読んでおくとよいのではないかと思います。
関連記事:
日経BP IT Pro Security『「“偽セキュリティ・ソフト”に日本語版,国内ユーザーを標的に」,ウェブルート』
簡単に出来る自衛策
Internet Explorer 6 を使っているのなら、[ツール] から [インターネットオプション] を呼び出し、[セキュリティ] タブをクリック。制限付きサイトに「*.errorsafe.com」を追加しておくとよいと思います。
これで ErrorSafe のサイトを開いても、Javascript 等が無効になるので、紛らわしいポップアップウィンドウが出なくなるはず。
Lunascape や Sleipnir などのタブブラウザを使っているのなら、抑止/禁止 URL に登録しておくのも一つの対策です。
またルーターによっては特定のサイトへのアクセスを遮断する機能を持っている物もあります。errorsafe.com へのアクセスを制限してしまえば、家庭に複数台の PC があっても一括で全部の PC を守る事が出来ます。
追記:
「汚し飯 - ErrorSafe 再考」では HOSTS ファイルを書き換える対策方法を公開されています。
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| 04:42 PM | comments (4) | Tweet
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コメント
参考になりました。
ありがとうございました。
| yujioto | URL | 2006/06/25 03:22 PM | lZq8Szak |
これが出てきて検索でここを知りました
出てきたので消しても消しても出てくるのでムカつきます
これを参考にします
| ドラオ | URL | 2006/07/14 04:46 PM | yOFp0aSw |
ErrorSafeにひっかかってしまったら、どうすればいいですか?
| kazue hashidume | URL | 2006/08/14 03:57 PM | kIIqENvE |
ひっかかってしまったとは具体的にどういうことでしょうか?
インストールして請求どおりにクレジットカードで支払ってしまったというのなら、念のためクレジットカード会社に連絡してカードの無効化手続きとかした方が良いかもしれません。
インストールしてしまっただけなら、請求されても無視してアンインストールしましょう。プログラムの追加と削除からアンインストールできるという事を聞いた覚えがあります。あとは「Spybot Search & Destroy」とか「Ad-aware」などのアンチスパイウェアソフトを使えば完全に削除できると思います。
僕自身は実際にインストールした経験はないので、あくまで聞きかじった情報ですので、あしからず。
| CJ | URL | 2006/08/14 06:13 PM | dtJ91Vfg |