2006Dec22
Wii のインターネットチャンネルが始まった
任天堂の予告通り Wii 用のお試し版 Opera ブラウザの提供が始まり、インターネットチャンネルが使えるようになりました。
今回はお天気チャンネルの時とは違い、本体のアップデートではなく「Wii ショッピングチャンネル」からのダウンロードでした。
使用されるブロック数から Opera ブラウザの容量はだいたい 35MB でしょうか。無線 LAN でつなげていますが、ダウンロードし終わるのにかかった時間は5分弱というところ(これは回線と無線接続の質次第か)。
ただテレビ画面の解像度が低いので、通常モードでは文字が小さすぎ&潰れて(※)読めたものじゃないですね。拡大すれば読めるようになりますが・・・。
※ Wii に同梱されているコンポジット AV ケーブルを使用した場合。別売りの「S 端子ケーブル」「コンポーネントケーブル」「D 端子ケーブル」だと多少は読みやすくなるかも。
ちなみにユーザーエージェント(User Agent)は「Opera/9.00 (Nintendo Wii; U; ; 1309-9; jp)」です。
リモコンでの操作
- Aボタン - クリック
- Bボタン - スクロール
- +/-ボタン - ズームイン/アウト
- 1ボタン - お気に入り
- 2ボタン - 表示モード切替
- 十字キー - 使わない
スクロールはBボタンを押しながら画面の上下左右の端にカーソルを持っていくと、そっちの方にスクロールしていきます。画面の中央から離れていれば離れているほど、高速スクロールするようになっています。
リンクの上にカーソルが来ると小さな振動と音で知らせてくれるので、文字が小さくても案外ハイパーリンクの位置が分かりやすいです。
2ボタンを押すとスモールスクリーンモードに切り替わり、ページを縦長に表示するようになります(一画面あたり20文字x10行を表示)。ページのレイアウトは思いっきり崩れてしまいますが、横スクロールする必要がなくなり、文字も拡大表示されるようになるので結構快適です。
たとえばうちのメイン掲示板を通常モードで読もうとすると、拡大しないと文字が読めません。拡大しているため、横スクロールする必要が出て1行読むために右方向にスクロール、行末に来たら行頭に戻るため左にスクロールを繰り返します。スモールスクリーンモードだと、横幅が固定されているので、縦方向へのスクロールだけで済むので楽です。
文字入力はソフトウェアキーボードなので、PC でタイプするのに比べ時間がかかります。Wii 本体には USB ポートが備わっているので、PC 用のキーボードが流用できるようになると楽だし、追加投資しなくてもいいなぁと思いました。
まだお試し版という事なのでこれからもっと良くなると思いますけど、ちょっと閲覧に不具合が出るページも。例えば任天堂の「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセツ 公式サイト」はページのロードが終わっても真っ暗なまま先に進めませんでした。
それから時々「戻る」の挙動がおかしい事も。1ページずつ戻るはずなのに、なぜかだいぶ前に開いたページに一気に戻ってしまったり。
総括
ウェブサイトを閲覧するなら PC からの方が断然良いですね。解像度、文字入力、ページのロード(しかしすごく遅いというわけではない)等、どの点を見ても PC の方が快適。
でもだからといって Wii にブラウザが搭載されている事が無意味というわけでは決してないです。
家族と一緒にネットで情報を探したりする時なんかは、テレビにつないでいる Wii の方が良さそうだし、ちょっと調べものをしたいなんて時は起動の速い Wii の方が PC よりも勝っているでしょう。
Opera ブラウザの使い勝手についてはもうちょっと改善の余地がありそうなので、来年3月に公開される正式版に期待したいところです。
ただ Wii では複数のチャンネルを同時に起動できないという仕様上、ゲーム(=ゲームチャンネル)をプレイしながら、インターネット(=インターネットチャンネル)を閲覧する事は Opera がバージョンアップしても無理でしょうね。
チャンネルの複数起動が出来れば、ゲームをプレイしながら攻略サイトに頼るなんていう事も可能だったのに・・・(今それをやろうとすると、一度ゲームをセーブ・中断して、インターネットチャンネルに切り替える必要がある)。
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| 07:23 PM | comments (0) | Tweet
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