2008Dec03
1937年、SPAM 元年
Yahoo! メールの迷惑メールフォルダの中身を見ていたら、ちょっと興味深いスパムメールを発見。
紫色にハイライトされたメール5通の送信日付がなぜか1937年…。1980年代というのは見た事ありましたが、1930年代は初めて。
未来の日付に偽装して、メール一覧の最上部に表示させるというのはスパマーたちの常套手段ですが、過去の日付では最下部に追いやられて誰も見ないような気がします。
メールソフトか PC の設定ミスとも思ったんですが、1937年なんて設定できるのでしょうか?
Windows Vista で試してみたら1980年までしか戻れなかったし、UNIX では1970年1月1日が基準(Unix time)のはず。
メールの送信日時はヘッダーをいじるだけで何ともなるけど、わざわざ1937年にする理由がまったくもって不明。
1937年に何か深い意味でもあるのかなぁと、色々調べていたら面白い事実を知りました。
ちなみに缶詰の「SPAM」が迷惑メールの代名詞になった理由は Wikipedia : スパムに書いてあります。
モンティ・パイソンとスパム
モンティ・パイソンによるコメディ番組、空飛ぶモンティ・パイソンに「スパムの多い料理店」(原題はズバリ "Spam")というコントがあり、メニューがスパムだらけ、他の客がスパムスパム……という歌を歌い出し、番組自体さえスパムだらけになるというものであった。これが、迷惑行為を指すスパムの始源とされている。
英語版 Wikipedia の記述によれば、スパムが第二次大戦に端を発する英国の配給制から外れた数少ない肉類のひとつだったために、あきあきする食べ物という意識をつのらせていたことがこのコントの背景にある、とある。
一度、僕も SPAM を食べた事ありますが、塩っ辛くてあまりおいしいものではありませんでしたね。毎日だったら飽きるというのには頷けます。
1937年から“届いた”スパムメール、スパマー流の高度な自虐ネタだったりして。まさかね。
最後にもう一つ。
ホーメル社は自社の製品と迷惑メールが混同されないように、食品の方は大文字で「SPAM」、迷惑メールの方は小文字で「spam」と書いて区別してほしいそうです。
記事タイトルで「SPAM 元年」と言っているのはもちろん缶詰の方。迷惑メール(spam)が出てきたのは、インターネットが発達してからだからもっとずっと後です。
2008/12/07 追記: 「1937年からの spam 謎解明」に続きます。
関連記事
| 08:47 PM | comments (0) | Tweet
| spam::スパムメール |
コメント
コメントはありません