2017Nov16
DELL(デル) 製 PC の原因不明の空き容量不足の解消法
先日、僕が使っているパソコンに「ディスク領域不足」の警告が出ました。
そこで C ドライブの状態を確認してみたら、空き領域が 17.7GB(下図参照)というかなり逼迫した状況。
でもエクスプローラーで C ドライブ下のディスク使用量を合算しても 55GB 程度。つまり 100GB 以上が行方不明。
数日間ネットで色々調べて試行錯誤した結果、やっと原因が判明して容量不足問題が解決しました。
もしかしたら他の人の参考になるかもしれないので、ブログの記事にしたいと思います。
構成
話を進める前に、まず PC の構成を簡単に説明します。
使っているのは「DELL Inspiron 15」というノート PC。OS は Windows 10。
元々入っていた 1TB のハードディスクは約1年前に 500GB の SSD(Samsung 850 EVO) に交換済み。
以下のように3つのパーティションに分けて使っています。
- C ドライブ(200GB・空き18GB) = OS+プログラム用
- D ドライブ(30GB・空き23GB) = データ(ドキュメント等)
- E ドライブ(235GB・空き113GB) = データ(音楽等)
原因調査
最初に書いた通り、55GB しか使っていないはずなのになぜか182GB使っていることになっています。
まずは「空き容量」「不足」「Windows」などのキーワードで検索し、見つけたページに書かれていることをとりあえず試してみました:
- 隠しファイルを表示する → それでも容量を喰っているファイル発見できず。
- ディスククリーンアップを実行 → 数GB削減できるも、全然足りず。
- 復元ポイントの削除 → 同上。
埒が明かないので、ディスク使用量を計測して容量喰っているファイルをグラフィカルに表示してくれるソフトをインストールしました。
(もしかしたらエクスプローラーでは見れない隠しファイルが見つかるかもと思ったので)
最初に試したのが「DiskInfo」。
C ドライブを解析してみたものの、エクスプローラーから手動で計算したものと結果は変わらず、原因究明には至りませんでした。
次に試したのが「WinDirStat」。
こちらも結果は同じ。しかしこのソフトで Show Unknown [F7] というオプションを適用すると、不明領域が表示されました(約150GB)。
「一歩前進か?」と喜んだものの、どうもこれはただ単に「実際の容量 - 使われている容量」を計算しているだけのようなので、Unknown が何かは不明のまま。
その次に試したのが「TreeSize Free」で、解析結果は下図通り(右クリックして「管理者として実行」)。
黄色いバーが長いほど C ドライブ(一番上)の占有率が多いことを表しています。
これによると、211GB 中 144GB(=約68%)を占めているのが、今までは見えなかった「System Recovery」というフォルダーで、どうもこいつが諸悪の根源のようです。
これが何者か分からなかったので「TreeSize Free System Recovery」で検索してみると、「System Recovery folder huge and growing」というページがヒット。
この掲示板の投稿の内容がまさに僕が直面している症状そのもの。
質問者の PC も DELL 製で、掲示板でのやりとりを重ねるうちに同様の症状を持つ DELL ユーザーの投稿も相次ぎ、DELL のリカバリー用ソフト「DELL Backup and Recovery」をアンインストールすればいいという結論に至っていました。
解決
ということで「Dell Backup and Recovery」をアンインストールしたらこの通りすっきり。 空き容量が 145GB まで増えました。
※ アンインストールする際、関連ファイルを削除するポップアップが出るので、「はい」を選ぶこと。
これで差し迫っていた容量不足問題が解消して一件落着。
ちなみに「System Recovery」フォルダーの中には拡張子が「.inp」というファイルが1000個ほど入っていました。
1ファイルあたり80~180MBもするファイルをほぼ毎日作成していた模様。100GB 以上も無駄にディスクを圧迫していたのも納得です。
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