「ゲーム&ウォッチ ゼルダの伝説」とは

ゲーム&ウォッチ ゼルダの伝説

ゲーム&ウォッチ ゼルダの伝説」とは、1980年に発売された任天堂初の携帯ゲーム機シリーズ「ゲーム&ウオッチ」を現代の技術で復刻し、以下のゼルダの伝説シリーズ4タイトルを収録した携帯ゲーム機です。

  • ファミコンディスクシステム『ゼルダの伝説」
  • ファミコンディスクシステム『リンクの冒険』
  • ゲームボーイ『ゼルダの伝説 夢をみる島』
  • ゲーム&ウォッチ『バーミン(リンクバージョン)』

発売日は2021年11月12日で、定価は5,480円(税込)です。
詳しい仕様等は公式サイトを参照してください。

このページでは、「ゲーム&ウォッチ ゼルダの伝説」に収録されている『ゼルダの伝説 夢をみる島』について解説していきます。

G&W 版『ゼルダの伝説 夢をみる島』

「ゲーム&ウォッチ ゼルダの伝説」に収録されている『ゼルダの伝説 夢をみる島』は、1993年6月6日に発売されたゲームボーイ(GB)版です。

1998年12月12日に発売されたゲームボーイカラー(GBC)版『ゼルダの伝説 夢をみる島DX』ではないので、『DX』で追加された要素は含みません(参照「DX版変更点」)

追加要素

  • 「日本語」「英語」「フランス語」「ドイツ語」の4言語で遊べる。
  • ゲームプレイ中に本体電源を切っても、再びゲームを起動すると続きからすぐにプレイを再開できる。
  • 画面サイズを「フルサイズ」と「オリジナルサイズ」の2つから選べる。
    • フルサイズ:ゲーム&ウォッチ本体の液晶サイズに引き延ばす。
    • オリジナルサイズ:ゲームボーイと同じ画面比率にする(左右に黒帯が表示)。
  • 後述の隠しコマンドが使える。

隠しコマンド

強くてニューゲーム

最初から始める時「Aボタンを5秒間長押し」すると:

  • 最初からすべてのハートの器を入手した「ハートMAX(ハート14個)」の状態でゲームを開始できる。
  • ゲーム序盤、海岸で入手する剣が最初から「Lv2」の状態になる。

ハート全回復

「GAME OVER」となってしまった際、「Aボタンを5秒間長押し」すると、ハートが全回復した状態から再スタートできる。

隠し BGM

新しくゲームを始める際に、プレイヤーの名前を以下のようにするとファイル選択画面の BGM が変化します。
※ これは GB 版にも元々あった要素。

言語入力する名前
日本語ぜるだ
とたけけ
英語ZELDA
TOTAKEKE
MARIN
フランス語LOLO
ドイツ語MOYSE

バグ

バグ(日本語版)

『ゼルダの伝説 夢をみる島』には大きく「初期版」と「後期版」の2種類のバージョンがあります。
「ゲーム&ウォッチ ゼルダの伝説」に収録されている『夢をみる島』は「スクロールバグ」が修正されているので後期版かと思いきや、GBC『夢をみる島DX』でも修正されていなかった「犬小屋バグ」にまで修正が入っています。

犬小屋バグをやろうとすると、犬小屋の隙間からワープすること自体は可能ですが、何体敵を倒してもワープ先は剣のあった海岸になります。

バグ(英語版)

収録されている4言語のうち、英語版のみ「スクロールバグ」は修正されていません。
ただし、英語版でも「犬小屋バグ」は修正されています。

三角跳び

三角跳び」バグについては未修整で、日本語版でも使用可能です。

その他

表現規制

海外版準拠で、どうぶつ村のカバのモデルが服を着ています。
しかし、わらしべアイテム「ピンクのブラジャー」はそのままの模様。