2008Sep07
ZenZuu と言う名の SNS
先日、知人からこんな話を持ちかけられました。
ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)って知ってる?日本では mixi(ミクシィ)が有名だよね。
先月、アメリカで画期的な SNS がオープンしたそうなんだ。
ZenZuu(ゼンズー)というのだけれど聞いた事ある?
SNS、それは社会的ネットワークをインターネット上で構築するサービスの事。
日本では mixi が一人勝ち状態で、現在1500万ユーザーを超えているそうです。海外では Facebook や MySpace あたりが大手ですね。
もちろん、僕も SNS の事は知っていますけど、mixi とか面倒くさそうなのでやっていません。
ZenZuu というのは初めて聞く名前。
知人の話はさらに続いて、
mixi はサイト上に広告を表示して、その広告収入で成り立っているじゃん。
でも ZenZuu はこれまでの SNS とは違って、広告収入の 80% をユーザーに還元するんだって。
mixi はいくらやっても運営が得するだけだけど、ZenZuu ならお金が稼げるんだよ。すごくない!?
あまり興味がなかったので「ふーん」って聞き流してました。
公式サイトよりも先に、日本語で書かれたアフィリエイト目的の会員勧誘ページばかりがヒットする…。検索結果を英語のみに絞っても、全くといって話題になっていない。
これはダメだと思いました。
ちなみに ZenZuu の仕組みを簡単に説明すると:
- 広告収入の最大 80% をユーザーに還元する。
- その報酬を得るためには、1ヶ月間に最低でも30回ログインする必要がある。
- 新たに会員を紹介すると、紹介者の子会員(ダウンライン)となり、子会員が得る報酬の一部が紹介者にも支払われる。
なんかマルチ商法とかネズミ講みたいなシステム。
SNS って人と人とのつながりが重要なので、ユーザーを一社総取りしやすいサービスだと思うのですよ。
後発 SNS としては、いかに既存のサービスから自社にユーザーを取り込むかが課題。
使いやすさを追求するとか、他にはない機能を提供するとか、色々あると思うんですけど、ZenZuu は“金銭的報酬”という分かりやすいエサでユーザーを取り込もうと考えているようです。それはそれで面白いアプローチだとは思いますが、どう考えても成功するとは思えません。
成功するしないはさておき、その知人からメールで「名義を貸してくれば代理登録してあげる」とか「私の親会員さんが毎日ログインを代行してくれる」なんて書いてきたので、「結構です」とお断りしておきました。
ZenZuu の規約なんか読む気もないけれど、常識的に考えて上記の行為は規約違反。
目先の欲にとらわれて、ログインを代行してもらうために ID とパスワードを渡す事の重大性(個人情報の流出とか)を考えもせず、さらりと言ってのけるその浅はかさにうんざりしたのでした。
「ZenZuu に参加しても絶対に儲からない」に続く。
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